同仁会とは

理事長コラム

新入職員とともに


理事長 斉藤 和則

  寒い冬でした。雪による被害も出ました。堺でもいつにない雪積で交通が混乱しました。待ちどおしかった春、4月1日68人の新しい職員を迎えました。
新病院の建設が進んでいます。基礎は深く、14階建ては高いことを実感しました。今、太い柱がどんどん空に向かって伸びています。ネットの動画で日々の変化ををご覧ください。変わっていく協和町の風景もご記憶ください。そして絵、写真、想い出文などでご記録ください。

 私たち社会医療法人同仁会は1950年、当時の堺市耳原町に耳原実費診療所として診療を始めました。耳原総合病院、鳳クリニック、訪問看護ステーション、老健施設などを運営し2011年には社会医療法人となり現在に至っています。無差別平等の医療と福祉の実現を目指し、医療費低負担の実践として差額ベッドなしと無料低額診療を全日本民主医療機関連合(民医連)に加盟する仲間とともに実践しています。

 2月27日から3月1日、長野市で第41期民医連総会が開かれました。社会の情勢を学び、振り返りとこの先2年間の医療介護の進め方の方針議論でした。政府与党は大企業の法人税を下げ、復興特別税廃止とともに軍事費を2.2%上げました。一方で診療報酬を1.26%下げ、消費税負担を5から8%にアップさせ、年金支給を減らしました。私たち国民にとって生活、子育て、医療のピンチです。総会では院所経営の安定と住み慣れた地域で安心して医療介護を受け続けられるため地域の方々、近隣医療介護機関そして自治体と一緒に社会保障充実の運動を強めようとの方針を決めました。

 私たちは2000年7月耳原総合病院で起こしたセラチア菌による院内感染を教訓として安全と安心の医療と介護を進めてきました。予想される大地震に備えるべく、法人全事業所で災害対策準備を今年度中に行います。透析施設のある老松診療所ではすでに避難訓練を定期的に行っています。共同の営みの組織である「友の会」とは30年にわたり健康増進、交流と仲間増やしの活動への取り組みとともに施設の安全点検を一緒に行っています。今後も老後の住居、支え合い助け合うまちづくりにも力を合わせ取り組みます。

 これまでにない厳しい医療・社会情勢のもとでも安全・安心と倫理を中心に据えた医療と介護の質を高めます。そして今年入職した新人と先輩職員がチームで医療と介護を実践し、社会情勢を学び、ともに育ち合う職場作りを進め、あってよかった、かかって良かったと思っていただける事業所作りと運営に励みます。
皆様のご支援よろしくお願いいたします。

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