Interview
麻酔科
中村 佳世 2020年入職
麻酔科医として、可能な限り疼痛のない手術をめざして
手術に来ていただいた患者さんは、麻酔科医として可能な限り痛みなどがない状態を目指し、手術室に入室のときよりも、身体がラクになって退室いただきたい。悪い状態で手術室に入室した方も、バイタルも含め安定した状態になるように、と思い仕事をしています。
これまで徳島大学卒業後、前病院に初期研修医として入職し、研修終了後13年間勤務していました。昨年、前病院の初期研修から一緒だった後輩の岩崎先生から連絡があり“家庭の事情で東京に異動することになって耳原総合病院を退職するから、一度来てみない?いい病院だし、もし良かったら紹介するよ“って連絡があったのがきっかけで、実際に病院見学・面談をして入職することになりました。
前病院の病床数は約700床の三次急性期病院でしたが、個人的には元々、小規模でこじんまりしていて、患者さんとの距離が近い病院で働きたいという思いもあり、当院はちょうどいいぐらいかな、ということもあって入職しました。
Reason ⽿原総合病院で働く理由
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患者さんとの距離感
地域の基幹病院ということで、救急も積極的にとっていて、手術件数や症例の種類もそれなりに多いというのがあるかと思います。
緊急もとっていますが、病床数としては中規模病院ぐらいで、患者さんとの距離もわりと近い。あと各診療科の垣根が低く、みんな顔見知りという状況で話しやすいし、コンサルトもしやすい。コミュニケーションを取りやすいということがありますね。 -
チーム医療の良好なコミュニケーション
他の職種との関係ですがMEさんをはじめ看護師さん、周術期チームの皆さんも気さくに声を掛けてくれるので本当にコミュニケーションがとりやすいと思います。そういう意味でもチーム医療として連携は取れていると思います。
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子育てに関して理解、思いやりのある人たちの存在
産休・育休、子育ての勤務に関して、現在9時―4時半の時短勤務していることもあり、スタッフの皆様からも気を遣ってもらっています。医師だけではなく、師長さんも気にかけてくださっています。自分からはどうしても遠慮してしまいがちですが、「もし足が出るようだったら、後ろとってもらえますか」など、私が言う前に看護師さんから言ってくれることがほとんどで、声を掛けてもらえる事は本当に有難いと感じています。
以前は、「麻酔科のことは麻酔科でやってください」という状況でしたので、自分の中でかなり無理していると感じている時が多かったと思います。
また育児中どうしても急な熱発などでお休みを頂くこともあるんですが当院ではそのような場合でも言い出しづらい雰囲気は全くないので安心して子育てに専念できます。