耳原総合病院は地域に根差した医療介護の実践を目標に看護師の育成に力を注いでいます。そして、看護師としての知識、技術を習得するだけでなく看護師として大切にすること、“心”を育む事も重要だと考えています。
社会情勢が変化していく中で、人と人の繋がりが希薄になりやすい現代社会だからこそ、様々な患者さんや家族とかかわる中で“人として”“看護師”として成長してほしいと思います。そのためには、患者さんや患者さんを取り巻く家族・人々の思いを受け止めて看護をしていく事が大事です。
もちろん、「思い」だけで看護ができるわけではなく正確な知識・確かな技術も必要です。その知識・技術は、だれの為に、何のために使うのか、患者さんがどうして欲しいと思っているのかを考えて看護をしないといけないと思います。
たくさんの患者さん・ご家族とお会いして、悩んだり、泣いたり、喜んだり、悔んだり・・・。そんな中で私達は人間として・看護師として成長しています。地域の人々にとって良きパートナーとなれるそんな看護師専門職となれるように看護師の育成に尽力していきたいと思います。
看護部長 北芝 典子