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ABOUT DOJINKAI

同仁会は、安心して住み続けられる
まちづくりをモットーに、医療・保健・福祉に関わる施設で、
地域のみなさまの健やかな生活をサポートします。

MIMIHARA GROUP

施設一覧

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医療施設

急性期・救急医療

耳原総合病院

〒590-8505 堺市堺区協和町4-465
TEL.072-241-0501(代)

内科専門外来・小児科

みみはら高砂クリニック

〒590-0820 堺市堺区高砂町4-109-2
TEL.072-241-4990(代)

地域医療

みみはら在宅クリニック

〒590-0824 堺市堺区老松町3-73-2
TEL.072-241-0691(代)

内科・小児科・専門外来

耳原鳳クリニック

〒593-8325 堺市西区鳳南町5-595
TEL.072-275-0801(代)

地域医療

みみはらファミリークリニック

〒591-8004 堺市北区蔵前町3-5-47
TEL.072-252-1507(代)

地域医療

耳原高石診療所

〒592-0011 高石市加茂1-1-5
TEL.072-265-8110(代)

歯科

歯科・訪問診療

耳原歯科診療所

〒590-0821 堺市堺区大仙西町6-184-2
TEL.072-245-2912(代)

介護

[介護老人保健施設みみはら]

TEL.072-272-8050(代)

[通所リハビリテーション]

TEL.072-272-8050

[ゆったりケアおおとり・とも 認知症対応型デイサービス]

TEL.072-260-3238

[鳳在宅介護支援センター(居宅介護支援)]

TEL.072-272-7288

〒593-8325 堺市西区鳳南町5-594-1

[耳原訪問看護ステーション(訪問看護)]

TEL.072-273-1774

[耳原ヘルパーステーションともうず鳳(訪問介護)]

TEL.072-260-5060

〒593-8325 堺市西区鳳南町5-595

[耳原高石デイケア(通所リハビリテーション)]

TEL.072-265-8110

〒592-0011 高石市加茂1-1-5

[通所リハビリテーション高砂(通所リハビリテーション)]

TEL.072-244-0801

[耳原ケアプランセンター高砂(居宅介護支援)]

TEL.072-245-0390

〒590-0824 堺市堺区高砂町4丁109-2

[みみはらファミリークリニック 通所リハビリテーション]

TEL.072-252-1513

[みみはらケアプランセンターふれあい(居宅介護支援)]

TEL.072-257-4777

[耳原訪問看護ステーションサテライトふれあい(訪問看護)]

TEL.072-252-1566

〒591-8004 堺市北区蔵前町3-5-47

[耳原訪問看護ステーションサテライトみなと(訪問看護)]

TEL.072-245-6215

[耳原ヘルパーステーションともうず老松(訪問介護)]

TEL.072-245-2990

〒590-0808 堺市堺区旭ヶ丘中町2丁1-7

健康診断

健康診断

耳原総合病院健診センター

〒590-8505 堺市堺区協和町4-465
TEL.072-241-0501(代)

看護専門学校

泉州看護専門学校

〒590-0824 堺市堺区老松町2-58-1
TEL.072-280-2377(代)

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COLUMN

所長コラム

2020.08.23

患者さんの生活背景 ―田端Drコラム2020年8月―

 私がまだ研修医だった時の話です。夜間の当直はとても疲れるものでした。その当時は当直明けの医師の休みなど日本中どこでも保障されておらず、一日働いて夜間当直を寝ずに行い、翌日はまた一日中働くのが常でした(連続36時間労働)。ですから私たち研修医の間で、重症でない状態で夜中に救急受診する患者さんの評判はとても悪かった。さすがに患者さんに面と向かっては言いませんが、同僚同士で「なんでこんな軽い症状で夜中の2時に病院に来るねん!」、「うちはコンビニとちゃうで!」などと愚痴を言い合っていました。

 私が当直をしていたある夜のことです。まさしく夜中の2時ごろに「1ヶ月前から続くみぞおちの痛み」を訴えて、中年男性が耳原総合病院の救急外来を徒歩で受診されました。「1ヶ月前からの症状やのに、なんで今やねん!」私はブツブツ言いながら患者さんに向き合いました。症状と診察所見からは胃潰瘍が疑われました。私は胃潰瘍の薬を処方し、「後日胃カメラを受けてください」と患者さんに言うと、患者さんからは「それはできません」との返事。「なら、なんで病院に来るねん!」私は思わず怒りをぶつけそうになりました。

 ですがその時ふと、他県の民医連の若手医師たちが行った「当直患者実態調査」の内容が頭をよぎりました。私は患者さんに問いました。「どうしてこんな時間帯の救急受診になったのですか?」と。患者さんから語られた内容は私を恥じ入らせました。その方は数名でゴム靴の工場を運営していました。少ない人数で仕事をしており、自分ひとり抜けてもゴム靴の工程は完成しません。代わりの方もおらず、朝から晩まで働いているとのことでした。「ずっと症状があったのですが我慢して・・・でも今回はどうしても痛みに耐えかねて受診しました」、「日中に病院に来るのは無理なんです、もらった薬で様子を見ます」患者さんにそれ以上どうしてあげることもできず、胃潰瘍が重症化しないことを願って見送りました。

  「コンビニ受診」と言う言葉は今でも見ることがあります。なぜそのような受診行動に至ったのか?そこにはなかなか人に言えない生活背景が隠れていることがあります。「人権を守る無差別平等の医療」を掲げる民医連の医療機関に身を置くことになったのは、私にとって本当に幸せなことでした。そうでなければ、きっと患者さんの痛みに寄り添わない、嫌みな医師になっていたことでしょう。今は、一人の医師だけでなく多職種によるチームで患者さんに対応する時代になりました。患者さんの生活背景をチーム全体の力で把握し共有できる、そんな外来診療を耳原鳳クリニックで行ってゆきたいと思います。

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