最先端の前立腺生検 Bio jet
従来の生検法の約2倍のがん検出率
より患者さまの体の負担少なく、より早く
次の治療段階へ
前立腺生検とは
前立腺生検では、まず肛門から超音波を出す機械を挿入し(左図)、前立腺を観察しながら生検針を刺して前立腺組織を6ヶ所以上採取し、採取した細胞を顕微鏡で観察し、がん細胞の有無を調査します。前立腺生検査の結果、前立腺がんではなかった場合は、定期的な検査で経過を観察します。前立腺がんと診断された場合は、他臓器への転移がないかを調べるため、CTなどによりがんの進行度を確認します。
従来型生検(系統的生検)とバイオジェットによる先進的生検(標的生検)の違い
これに対して、今回当院で導入した「バイオジェット」による「標的生検」という手法は、事前にMRI画像を撮影することで、がんができている部位をあらかじめ確認し、前立腺に生検針を刺す際の超音波画像にソフトウェア上で事前のMRI画像(がんの疑いのある部位が特定できた画像)を重ね合わせた画像イメージを合成し、針を刺すべき場所を教えてくれるシステムです。これにより、効率よく正確に疑わしい部位から組織を採取することができます。
こうした画像融合による診断機は日本にも数種類ありますが、その中でも有効性の高さにより「バイオジェット」は唯一、2016年2月に厚生労働省に先進医療として認可されました。日本国内で700症例以上、EUを中心に海外でも2,000症例以上の実績のある機械です。
前立腺生検を正確に行う意義
前立腺生検は患者さまへの侵襲(手術による痛み・出血・発熱などのこと)を伴うことに加え、時間とコストを要しますが、「バイオジェット」による、より正確な前立腺生検を行うことで、たび重なる不要な生検を回避したり、前立腺がんをなるべく1度の生検で発見し、次の治療段階に早く進めることが可能になります。
前立腺がんは目立った自覚症状がない場合が多いため、生検で陽性と診断されるまでは見つからない場合が多くあります。がんが疑われる場合はなるべく正確な生検方法による診断を受けられることをお勧めします。
経尿道的水蒸気治療法 WAVE
全身麻酔などをして組織を除く手術もありますが、水蒸気による治療法では、血液が固まりにくい薬を服用している場合や麻酔をかけることができない人も治療対象にできるようになります。
高齢化で、肥大による排尿困難や残尿で苦しむ患者さんが増えている中、体への負担軽減に加え、従来の手術が困難な人も治療できることが期待されます。ぜひお問合せください。
新血管撮影システム
血管撮影システムについて
Trinias B8機器概要
当社は、医療施設での低線量運用と、患者さんの負担減につながる治療デバイスの微細化を支援するために、AI 技術を利用して低線量下でも安全にカテーテル治療が行える新画像処理技術「SCORE™ Opera(スコアオペラ)」を開発しました。
また本製品は、各医療現場で効率的に使用いただくための新しいカスタマイズ機能を備え、シンプルで使いやすいワークスペースを実現します。常に最新ソフトウエアにアップデートするサブスクリプションサービスも開始し、長期間の使用を見据えたサステナブルな製品です。
- X 線被ばく量を40%以上削減できる、世界初 AI 新画像処理技術「SCORE Opera」 ディープラーニング技術により、ノイズ抑制やコントラスト強調を可能にして、一般的に低線量下では捉えにくくなるデバイスの視認性を向上させました。血管造影検査やカテーテル治療でのX 線照射時間の9割を占める透視による被ばく量を 40%以上削減し、血管に挿入されるステントなど治療デバイスを鮮明に表示します。
- サブスクリプション制度について - サブスクリプションサービス SCORE Link(年間契約)により、定期的にソフトウエアのアップ デートを行います。装置導入後、いつでも最新ソフトウエアで検査や治療が行えます。キャビネットの小型化やケーブルの削減など、環境に配慮した装置設計を行っており、サブスクリプションでのアップデートと合わせ、サステナブルな装置提供を行います。