バックアップ
目次インデックス
治療方針
OUR TREATMENT POLICY
正確な組織診断がなされるための努力を
患者さまが病院に来られて、適切な治療を受けていいただくためにはまず、適切な診断がなされることが必要です。その際に、しばしば「病理診断」が最終診断として大きな役割を果たしています。例えば、胃に腫瘍ができた患者さまの場合は、胃内視鏡検査で胃の粘膜の一部を採取して、顕微鏡でがん細胞の有無を調べます。がん細胞が証明された場合は,次にどのような治療を行うべきかを外科や内科などの臨床医と相談して、決定します。さらに、切除術が行われた場合には、術前の診断が正しかったのか、がんが完全に取り切れたのかどうかなどを調べる必要があります。この場合も、たくさんの標本を作製して、検索するのが当科の役割です。また、苦しい闘病の末、不幸にして亡くなられた場合も、治療の妥当性、診断の正否を調べるために病理解剖を行います。以上のような業務を行うのが病理診断科の主な役割で、特に、がんが原因による死の2次3次予防について重要な役割を果たしています。
当科では、通常の染色や特殊染色に加え、一定(50種以上)の免疫組織化学的検索を活用し、正確な組織診断がなされるための努力を行っています。さらに、診断に難渋する場合は、他施設の病理医を含めた検討や学会コンサルテーションなどの積極的活用を行っています。
対象疾患
がんの二次予防から三次予防
内科系・外科系、腫瘍・非腫瘍を問わず全ての疾患が対象です。また、がんの二次予防(早期発見)から三次予防(診断治療)まで網羅しています。
スタッフ紹介
部長
- 主な専門領域
- 病理診断学
認定資格
日本病理学会 病理専門医・指導医
日本臨床細胞学会認定 細胞診専門医
臨床研修指導医
緩和ケア研修会修了
所属学会
日本病理学会
日本臨床細胞学会
実績
検査内容/年度 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 |
---|---|---|---|---|---|---|
病理組織診断 (手術材料、生検材料を含む) |
8,168 | 8,008 | 7,788 | 6,808 | 6,800 | 6,716 |
術中迅速検査 | 143 | 141 | 138 | 143 | 156 | 145 |
一般細胞診 | 4,204 | 4,021 | 4,332 | 3,648 | 3,283 | 3,011 |
婦人科細胞診 | 7,733 | 7,873 | 8,220 | 6,796 | 7,186 | 6,739 |
病理解剖 ※自院分) |
19
(13) |
16
(9) |
13
(11) |
10
(5) |
6
(1) |
9
(9) |