がんの治療後に食事形態・適度な運動の導入などの生活習慣を改善することが、がん治療後の再発率を抗がん剤と同程度かそれ以上に低下させることを認知している医師は多くないと思われます。
特に大腸がん、肝がんは適切な食事療法で治療後の再発がかなり抑制されることが、世界中から報告された多くの研究から明らかとなっています。すでに欧米ではがん治療後に取り入れるべき生活習慣、あらためるべき生活習慣を患者さんに指導する医療施設も多数存在します。
今回当院におけるがん治療後の再発予防を目的とした食事療法の内容で実際に患者さんの食事指導の際にお渡ししているパンフレットを、どなたでも自由にダウンロードして使用できるようにしました。
今回は大腸がん、肝がんの患者さん用に作成しましたが、どちらも内容は同じものとなっております。がん再発予防に関しては多くの種類のがんにおいて同じ考えのもとに行うことができるといえます。まだレベルの高い研究の報告は少数ですが乳がん、卵巣がん、胆管がん、膵がん等もおそらく同様と思われます。
パンフレットの根拠となった研究も下記に示しております。英語の文献が多くなっておりますが、欧米からの報告が多いためご理解ください。興味のあるかたは是非ご覧ください。
当院で使用している指導用パンフレットに興味のある方は下記よりダウンロードいただき、ご使用ください。