発行:2024年6月 第274号 老健みみはら 担当:古田 剛
熱中症に注意しましょう!
気温の変化の激しい時期です。何となく体がだるくて、風邪もひきやすい季節です。体調管理には十分注意を払いましょう。日中の気温が高くなって、家の中にいてもじっとりと汗ばむこともあります。部屋の換気と水分補給はこまめに行いましょう。
◇少し気になる食べ物の話◇
熱中症予防にも効く?栄養価抜群のピーマンに注目!
苦くて嫌いという子どもが多いピーマンですが、ピーマンという名前はフランス語の「ピメント」という言葉からきています。ピメントはフランス語で「唐辛子」を意味するそうです。中南米原産の唐辛子がコロンブスによってヨーロッパに伝わり、辛みのない唐辛子として誕生しました。日本での栽培が始まったのは明治時代で、一般に食べられる様になったのは戦後の事です。
栄養価は抜群で、ビタミンCの含有量はトマトの約4倍。カロテン、ビタミンE、カリウムなども多く含まれています。緑色のピーマンは未熟果で、熟すと赤色に変わります。この過程で赤の色素であるカプサイシンが増えます。カプサイシンには抗酸化作用があり、動脈硬化や癌、生活習慣病予防に効果があると言われています。袋入りのピーマンを買うと一部変色しかけているものを見かける事がありますが、これは枝で熟して甘みが出てきた証拠なので、苦味が苦手な方や小さなお子さんにもお勧めです。熱帯原産の野菜の為、冷たい所が苦手です。室温保存で早めに頂きましょう。
◇栄養士からひとこと◇
蛍狩り
蛍が見られるのは5月下旬から6月頃(地域により異なります)。よく光るのは「ゲンジボタル」と「ヘイケボタル」の2種で、ゲンジボタルの方がやや大きく、ゆっくり光ります。清流に住む為、清らかな川や無農薬の田んぼなどで見られます。先日、堺市都市緑化センターで開催された蛍の鑑賞会に参加してきました。週末で多くの親子連れが訪れていました。普段スマートフォンやLEDなどのはっきりとした光に慣れている私達ですが儚く光る蛍の光は風情があり、よきものでした。
ご挨拶
前任栄養士から引き継ぎ5年半務めてまいり参りましたが、この度担当が代わる事となりました。いつも楽しみにしているとのお声も沢山頂き、とても励みになっていました。担当が代わっても栄養瓦版は続きます。これからも栄養瓦版を楽しみに手に取って頂けると幸いです。ありがとうございました。
担当:古田 剛