Interview
整形外科
吉岡 篤志 2005年入職
患者さんにやさしい医療を!
患者さんに、丁寧にわかりやすい診療を心がけ、手術としても侵襲の少ない手術を進めています。
具体的に患者さんには、医療の押し付けではなく、治療を一緒に考えていくスタイルで医療を行っております。また。侵襲の少ない治療として、顕微鏡を使用する脊椎手術、低侵襲なアプローチを選択することによる高齢者、合併症の多い患者さんにも対応できる手術を行っております。
学生時代に民医連の企画に参加させてもらいました。(具体的には、病院研修、診療所研修、過労死裁判、ネパールでの医療生協などなど) 患者さんに対してまじめに医療をしているというイメージがありました。
初期研修は、見学等を通じて研修自体はしっかり指導があり、上の先輩方も楽しく充実した研修をしてもらったので、入職を決めました。整形に関しては、もともといろいろな先生から整形っぽいな、とよく言われていました。元気があるからなのか、手の器用さを見込んで整形っぽいなと言われたのか真意は分からないですけど、実際初期研修をやってみて整形自体が楽しかったので、整形が一番向いているかと、内科はもっと向いている人がいるかなと思いました。ただ当時は整形外科は人手不足で、他の選択肢はもうない状態ではありました(笑)。
学生時代は成績もあまりよくなく、それまでは医師をめざしてなかった。農業は若者がいなくて困っているし、田舎には人がいないし土地も余っているので、農業もいいかなと漠然と思っていました。高3になり、クラブも引退して、みんな勉強している中で、自分が遊び惚けているとき、ゴミ箱あさっているおじいさんに出会い、ああ、これはやばい。こうなると思った。
真剣にやらなあかんと思ったのが高校の秋ぐらい。その後、センター試験の点数が上がって、真面目に1年やったらどこでも行けるかも、何になろうかな…って急に突然、将来を考えだしたのが高校3年の秋ぐらいからです。
研究職は、向いていないかな・・細かいことをするのは得意じゃないし・・しゃべって説得させる営業は向いていない・・医者は患者さんと会話しながら治療を進めていく・・やっとイメージが湧いた時でした。
Reason ⽿原総合病院で働く理由
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低侵襲で痛みの少ない安全な治療が可能
当院の整形外科で言えば、大きく脊椎外科、関節外科、骨折と、あとは一般整形を行っています。売りを言うなら、低侵襲になります。
脊椎は顕微鏡を使っての手術。顕微鏡を使って、筋、関節を温存できますし、視野も広く見やすく、助手の先生にも習得がしやすい手術となります。固定術というのも顕微鏡併用して行っているので、高齢者とか合併が多いリスクが高い方でも可能になってきています。若い人には早期の仕事復帰をめざせるような手術ができている。
人工関節も同じですが、人工股関節はいろんなアプローチがある中で、筋肉温存する、脱臼しにくいアプローチで手術ができている。人工膝関節に関してもできるだけ痛みが出ない、安定した膝を再現できてきています。それを習得したい人は是非!! -
医療の日進月歩に対応可能な職場環境
そういう状況の中でうちの整形で大事にしているのは、医療はどんどんと進化、進歩していくので、それついていけるように、当院で技術を習得していただけます。病院研修、キャダバー研修とか積極的に参加していただき、最新の医療を学べる環境も提供できています。自分自身も定期的に研修に行き、いろんな病院の先生との出会いと学びがあります。
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他診療科、多職種とのコンサルトの容易さ
とくに整形はそういう形でどんどんと新しい技術を習得していける。スタッフ自体はまだ少ないのですが、いろんな先生とつながりもあるので、学べる機会は数多くありますし、いろんな取り組みもできてきている。その結果、今の低侵襲な医療が展開できているし、今後もどんどんと発展させていきたい。チャレンジする時には、サポート体制もあり、新しいさまざまな取り組みが出来てきていますね。
内科合併症があるから手術が難しいというケースも多くありますが、そういう人たちを総合的にみる役割を耳原は担っている。内科からのバックアップもしっかりしています。麻酔科、循環器など関係部署とのカンファレンスしながら患者さんにとってのベストな治療を、提案できていると思います。
耳原は中堅以下の若手が多いので、相談もしやすいし、医者にとっても非常に働きやすい環境です。