Interview
総合診療科
河村 裕美 2012年入職
いつも誰かのナイスアシスト役でありたい。
他の病院にも見学・面談にたくさん行きました。当院を見学した際、医師やスタッフが患者さんにすごくやさしく接していた事がとても印象的だったのが、最後の決め手になりました。見学の際、落合先生(現、西淀病院 副病院長)が、総合診療のことを熱く語ってたのを覚えています。私も総合診療希望だったこともあり、感銘を受けました。
当時は総合診療科自体が日本で10年ぐらいの歴史しかない診療科だったこともあり、私自身、まだ浅い分野に行きたかったことと、大阪でもまだあまり知られてなかったこと、その頃からナイスアシストが出来る分野に行きたかったことなどの理由で、大阪で総合診療が出来る病院を探した結果、辿り着いたのが耳原だったと言うことも理由の一つです。
Reason ⽿原総合病院で働く理由
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他の診療科医師に疾患の鑑別、確定診断のアシストが出来る事
総合内科、総合診療科がある病院は他の科の診療は絶対に楽になると思うんです。自分の分野の診療に集中できるから。これもアシストの一つで貢献できているかなと。
それに加えて疾患を問わずいろんなものが診られます。耳原は三次急性期病院に比べて診療科が少なくて、細分化されていないから、それが逆にメリットになっていると思います。
いろんな症例が診られて、楽しいしですし飽きないです。その上、誰に制限されることもなく自由裁量に任されていることも大きな魅力ですね。 -
同じ意志、方向性を持つ上司の存在
私自身、感染の専門ではないですが、外部研修で沖縄県立中部病院に2016年10月から2017年3月の半年間行って人生変わったと思います。
偶然、同じ時期に藤本卓司先生も沖縄県立中部病院に在籍されていて現地で感染症のレクチャーを受けました。そして沖縄から帰ってきて感染に関する症例のコンサルが多くなってきたと同じ時期に藤本先生が当院に入職。この出会いは私にとってかなり大きな影響でした。もし藤本先生が入職してなかったら退職していたかもしれません。沖縄から帰任したのが6年目で、感染症を一人で担当するのは無理…と思っていた時だったんですが、感染症のメッカでもある沖縄県立中部病院で一緒に働いた藤本先生のバックアップとベクトルが同じ方向ということもあり、これは私にとって大きな後ろ盾になっています。例えればアンプのような存在ですね。
藤本先生ご自身も沖縄から帰られて本を出版されています。 -
誰と一緒に働くかに尽きます。私は藤本卓司がいるから(笑)
リスペクト出来る医師の存在。これに尽きます。藤本先生は総合内科も勿論ですが、私が担当の感染管理の専門で、総合内科を診ながら感染管理の指導もしてくれる。普通は感染症内科を専門にすれば総合内科は出来なくなるので自分にとっては貴重です。
それにこれまでは専門的にレクチャーできる医師がいなくて私を含めみんな手探りで、どれが正しいのか分からず頑張っているけど、ジャッジのしようがない発展途上の集団でした。それが藤本先生の着任のおかげでスタンダードはこうだ!みたいな判断をしてくれるようになったことがメチャクチャ影響大きかったですね。