1950年、耳原総合病院は地域住民の100円のカンパを希望の芽としてこの地に根ざし、育まれてきました。
医療が行き届かなかった時代、民家の中2階から始めた診療は、病を治すだけでなく、心にもほっと希望のあかりが灯ることを祈っていました。
その原風景を、新しくなる病院にも引き継ぎたい。
そんな思いから全てのアートを「希望のともしび」とし、院内の随所に展開しています。
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『Expectation-希望の芽-』
『The Story of a Rainbow -虹のものがたり-』
2004年からNPOにて療養環境のアートを専門に活動。
クリニックから総合病院、養護老人施設まで療養環境でのアートをディレクション。各地での啓発活動も行う。
2013年より医療者や患者、地域の想いをアートに起こす専門職として当院に在籍。
前職のインテリア内装材メーカーにて医療福祉業界を担当、13年営業に従事し、そのなかで病院内でのアート活動を知る。
2014年からNPO法人アーツプロジェクトにて療養環境のアートを専門に活動、耳原総合病院建て替え時にアシスタントとして参加。現在は広報も兼任。アマチュアチェロ奏者としてコンサートや室内楽で演奏。
幼い頃からクラシックバレエやストリートダンスに触れ、近畿大学文芸学部芸術学科舞台芸術専攻にてNibroll矢内原美邦や、阪本洋三、森井淳、相原マユコらからコンテンポラリーダンスを学ぶ。
2018年大学卒業後すぐに当院のアートセクションに在籍。ホスピタルアートにおける身体表現(踊り・ダンス)という日本では体系化されていない新しいジャンルを開拓中。
写真:Akari Takahira
台湾・台北出身。2015年より来日留学。2020年京都芸術大学・イラストレーションコース卒業。在学中、HAPii+ホスピタルアートプロジェクトに参加したことがきっかけに、療養環境におけるアートの意義を知る。
2020年より、当院でビジュアルアート、イラストやデザイン業務に携わっている。
デンマーク在住の日本人造形作家、キュレータ、エッセイスト。大阪府大阪市生まれ。トレーシングペーパーを使った3次元の作品で空間を構成。軽やかで心安らぐ空間を演出。BVLGARIなど企業とのアートコラボレーションや音楽家とのコラボレーションコンサートにも力を入れている。著書に、『平らな国デンマーク「幸福度」世界一の社会から』(NHK出版)。当院の作品『Expectation - 希望の芽』は、オファーから約2年で完成にこぎつけ竣工式直前の2015年3月末、作品取り付けのために来日いただいた。本作品は、世界初の病院展示作品となった。
公式サイト» http://www.yukotakada.com/
堺市出身の銅版画家。毎年大阪市内で個展を開催。銅版画は繊細なエッチングの線上に、一枚ごとに手彩色された作品で優しい画面が特徴。その幻想的で不思議な世界は村上龍、藤本義一、池上永一などの本の装丁にも使われ、また近年は、新聞の挿絵の仕事などでも多くのファンを魅了。堺市親善大使としても活躍中。
京都府宮津市生まれの音フェチ。幼少の頃から物音に強く感心を抱き、好きが嵩じて、大学と大学院を5つも転転とする。最終学歴は大阪大学大学院(工学研究科・環境工学専攻)で、博士(工学)を取得。音楽だけではない「音」をテーマに、教育・研究・創作を行う。専門分野は音響心理学とサウンドスケープ論。
BGMや環境音楽を制作し、多数の映像作品への楽曲提供や音楽監督を行う。これまで手がけた公共空間の音環境デザインは、京都タワー・京都国際マンガミュージアム・京都丹後鉄道など。
いずれも「アクションリサーチ」の手法で現場に入り込み、そこからわき起こる音のインスピレーションをもとに、オーダーメイドの環境音楽を制作するのが特徴。著書・CD多数。
公式サイト» http://www.nekomatsu.net