突然の心停止を生じた人の予後は、倒れてからの10分間の対応で決まってしまいます。病院スタッフの誰もが標準的なスキルとして心蘇生の技術を身につけておく必要があります。
そして短時間に居合わせたスタッフで医療チームを形成し適切な診療を行う技術も重要な要素です。
2002年12月第1回耳原総合病院二次救命処置コース(ICLSコース)開催以降、今年の講習会で58回を迎え、これまで1000人を超える医療者が受講しています。
当院では、倒れた人を助けるだけでなく、対応する医療従事者の心も傷つかないように、日々医療技術を磨いています。
「突然の心停止に対する最初の10分間の対応と適切なチーム蘇生」を習得することを目標に1日、実技を行います。日本救急医学会が認定した内容に沿って、学会認定インストラクターが指導します。
ICLS講習会を毎年2月、6月、10月に開催しています。外部からの受け入れも行っております。医療従事者であれば職種は問いません。
乳幼児に対応した一般市民向け「小児BLS講習会」、一般市民向け「BLS講習会」「救急医学会認定ICLS指導者養成ワークショップ」「日本内科学会JMECC講習会(内科救急・ICLS講習会)」を開催しております。
氏名 | 緒方 洋 副病院長 |
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所属学会 | 日本救急医学会 ICLSディレクター・ICLSインストラクター 大阪府医師会 ACLS大阪認定ディレクター JMECCディレクター 日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医・気管支鏡指導医 臨床研修指導医 日本アレルギー学会 アレルギー専門医 日本内科学会認定内科医 |