「24時間救急対応・患者さん中心の個別医療」
初診から入院、検査および手術、そして退院後の経過フォローに至るまで、安心して診療を受けていただけるようサポートします。循環器内科と心臓血管外科が協力し、職場や職種を超えた連携を行っています。急性心筋梗塞をはじめとする急性期疾患については、救急スタッフと連携し24時間365日対応。ハートコールを活用し循環器医師が直接、地域の先生方や救急隊からの要請に応えます。病状安定後の継続診療や心不全、心房細動などの慢性期疾患においては、可能な限り日常の診療は地域の先生にお願いし、かかりつけ医と当院のダブル主治医制をとるようにしています。
平日の日中に救急以外で受診を希望される患者さまは、まずお近くの診療所や病院で診察を受けていただき、できるだけ紹介状をご持参ください。
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 | |
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午前 |
鷲見宗一郎 |
石原昭三 |
成田亮紀 | 橋本朋美 | 不整脈外来(1)/ ペースメーカー外来(2)(4)/ 循環器外来 |
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午後 | 有田速人 具滋樹 |
ペースメーカー外来(3) |
循環器センター受け付けは平日9時~17時となっております。ご紹介やご不明な点がございましたら1階のサポートセンターへお問い合わせください。
救急疾患については、 専用電話(ハートコール)にて24時間対応を行っております。FAXでの心電図コンサルトや入院相談などもハートコールにてお受けしております。
24時間救急対応、循環器内科と心臓血管外科が協力して、迅速かつ的確な治療を行い、心臓や血管を守ることで、生活そのものを守ります。とりわけ高齢患者さまは、多くの合併症、リスクファクターを抱えています。診療科や職種を超えた緊密な連携で患者さまの「やりたいことができる生活」をチームでサポートします。
専門医が直接対応する「ハートコール」は、急を要する疾患への対応はもちろん、日常診療におけるコンサルトや心電図の読影などに身近で気軽にお役に立ちます。
狭心症、心筋梗塞(急性期、慢性期を問わず)などの虚血性心疾患、不整脈、心不全、弁膜症、心筋疾患、心膜疾患、などあらゆる心疾患を対象とします。さらに高血圧症、大動脈解離、大動脈瘤などの大動脈疾患や、閉塞性動脈硬化症、頸動脈狭窄症、肺塞栓症、下肢深部静脈血栓症など、すべての心血管系の疾患を診療対象にしています。
血管撮影機器はバイプレーンを導入し、より高い治療効果を担保します。320列CT(Aquilion One)は低被曝、短時間・高速撮影でカテーテル検査をしなくても画像診断が可能になりました。心臓リハビリテーションは、理学療法士・看護師が常駐し栄養士・薬剤師も関わりオーダーメイドの運動療法、生活指導を提供します。高齢者に多い複数疾患の合併症やリスクも見逃しません。
島津製作所製バイプレーン血管撮影装置です。
この装置は主に心臓カテーテル撮影を行っています。
バイプレーン装置は、2つのX線管球を持つことにより、同時に2方向から透視、撮影ができることです。
心臓血管造影や左心室造影の時に、2方向同時に撮影できるので、造影剤が1回分だけで済むという利点があります。
(動画提供:島津製作所(株))
新病院では世界で唯一の160mm検出器を搭載した東芝メディカル製320列CTです。
寝台を移動させることなく一つの臓器の収集可能です。
画質向上と検査時間短縮、被ばく低減など多くの臨床的有用性が創出されます。
(動画提供:東芝メディカルシステムズ(株))
ICU4床、CCU4床にて重症管理を行っております。緊急血液透析、大動脈内バルーンパンピング(IABP)、経皮的心肺補助装置(PCPS)なども必要に応じて行います。
日常的な投薬・採血等の管理についてはかかりつけ医の先生にお願いし、心エコーや320列CT、心臓カテーテル検査等は循環器地域連携パスを活用し、当院にて実施します。
理学療法士、看護師が常駐しながら運動療法の提供や生活指導を行っています。
当院でのカテーテル治療は全身の血管を対象としています。また不整脈についても幅広く診断・治療を行っております。
心臓血管造影検査は、橈骨動脈アプローチによる診断を多用しており、患者さんの負担軽減と穿刺部の出血合併症を予防しています。橈骨動脈アプローチによる診断・治療を行うことで、検査・治療直後から歩行が可能です。また、大腿動脈アプローチによる治療が必要な場合でも、止血デバイスを使用し、患者さまの安静時間を短縮し、負担軽減に努めております。
動脈狭窄(術前)
動脈狭窄(術後)
閉塞性動脈硬化症(腸骨動脈・大腿動脈)、腎血管性高血圧における腎動脈狭窄などの末梢動脈疾患に対してもカテーテル治療を行っております。また、ABIやPWV計測による動脈硬化の評価や、血管エコー、320列CT、MRアンギオを活用し、低侵襲な診断・治療に心がけております。
徐脈性不整脈(洞不全症候群・房室ブロック)に対しては永久ペースメーカー植え込み術を行っております。また頻脈性不整脈(発作性上室性頻拍・心房細動・心房粗動・心室頻拍など)に対しては、薬物治療を行った上で、必要があれば心臓電気生理検査(EPS)や根治療法(カテーテルアブレーション)の検討も行っております。
虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、弁膜症、大動脈瘤、 閉塞性動脈硬化症の循環器疾患の外科治療を行います。 診断、手術適応の決定、治療にあたっては循環器内科医と意見を交換し、患者さんにとって最適な治療法を選択しています。また術前から医師、コメデイカルスタッフを含めて患者さんの状態を集約的に把握し、術後の合併症を減らすことに力をそそいでいます。
動脈グラフトによる冠動脈バイパス術、 心拍動下冠動脈バイパス術を行い、 患者さんの生活の質の向上に努めています。
重症大動脈弁狭窄症を含む弁膜症手術を行っています。 人工弁置換術においては、 生涯にわたるワーファリン服用と患者さんのライフスタイル、 人生観などを含め十分な検討を行い術式、 弁選択をしています。
胸部、 腹部大動脈瘤は術前に320列CTを行い、冠動脈病変も含めて循環器内科医と十分なカンファレンスを行っています。 胸部大動脈瘤手術においては、 低体温下に選択的脳灌流を行いより安全な脳保護、手術を行います。
自己静脈あるいは、 人工血管(カフ付き人工血管)を使用し大腿、 膝窩動脈病変のバイパス術を行います。 当院では、豊富な血管内治療の経験からバイパス手術と、 血管内治療のハイブリッド治療も行っています。
氏名 | ![]() 副病院長 診療部次長 循環器センター長 石原 昭三 |
主な専門領域 | カテーテルインターベンション |
主な認定資格 | 日本内科学会認定内科医・総合内科専門医・指導医 日本循環器学会 循環器専門医・指導医 日本心血管インターベンション治療学会 専門医・施設代表医 臨床研修指導医 堺市難病指定医 堺市身体障害者福祉法指定医師(心臓機能障害) 緩和ケア研修会修了 |
所属学会 | 日本内科学会 日本循環器学会 日本心血管インターベンション治療学会 日本不整脈学会 |
氏名 | 具 滋樹 医長 |
主な専門領域 | カテーテルインターベンション |
主な認定資格 | 日本内科学会認定内科医 日本循環器学会 循環器専門医・指導医 臨床研修指導医 日本心臓リハビリテーション学会 心臓リハビリテーション指導士 堺市身体障害者福祉法指定医師(心臓機能障害) 堺市難病指定医 緩和ケア研修会修了 |
所属学会 | 日本内科学会 日本循環器学会 日本心血管インターベンション治療学会 日本心臓リハビリテーション学会 |
氏名 | 橋本 朋美 医長 |
主な認定資格 |
日本内科学会認定内科医 総合内科専門医・指導医 |
所属学会 | 日本内科学会 日本循環器学会 日本心血管インターベーション治療学会 日本高血圧学会 |
氏名 | 鷲見 宗一郎 医長 |
主な認定資格 | 日本内科学会 認定内科医 緩和ケア研修会修了 |
所属学会 | 日本内科学会 日本循環器学会 日本心血管インターベーション治療学会 |
氏名 | 南里 直実 |
主な資格 | 日本内科学会 内科専門医 緩和ケア研修会修了 |
所属学会 |
日本内科学会 |
氏名 | 成田 亮紀 |
主な資格 |
日本内科学会 内科専門医 |
所属学会 |
日本内科学会 |
2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | |
CAG(検査のみ) | 704 | 771 | 733 | 742 | 713 |
PCI | 424 | 530 | 565 | 566 | 582 |
PTA | 30 | 66 | 61 | 78 | 78 |
PM新規 | 43 | 55 | 75 | 44 | 46 |
PM交換 | 17 | 11 | 15 | 13 | 21 |
ABL | 90 | 114 | 85 | 86 | 86 |
ICD・CRT | 15 | 7 | 7 | 10 | 12 |
IABP | 11 | 18 | 18 | 33 | 30 |
PCPS | 6 | 8 | 8 | 10 | 18 |
その他 | 42 | 127 | 119 | 9② | 80 |
合計 | 1,399 | 1,707 | 1,686 | 1,674 | 1,666 |