当院では安全・安心で美味しい治療食の提供を直営で取り組んでいます。
機内食のようなクックチル方式で給食を出す病院が増えている中、当院では国産の野菜や肉を使い、料理したものをすぐに提供するクックサーブ方式でおいしい病院給食を追求しています。
病院給食は提供するすべての食事において治療食の位置づけを持っています。
1日約800食、外来透析1日約50食を手作りで提供しています。
病状の改善・治癒に向けての治療食、療養における規範としての治療食、予防も含めた基本的な食事を提供する治療食とさまざまな位置づけと役割があります。しかし入院される患者さまは、食欲や嗜好が健康時(日常)の状況と異なり、病気や環境から来る食べにくさや、家庭との味付けや食習慣の違いから喫食状況に大きな差異が生じます。
そのため給食部門ではできるだけ一人ひとりの患者さまに対応した食事作りに取り組み、常に80種を超える食事内容の提供となっています。 また、患者給食の食事変更は1日に延べ100件を超える食数になります。食種の変更や緊急入院などで食数や食種変更には迅速な対応が必要であり、極力応えていく体制をとっています。
実際の「嚥下食」を職員も試食ー 医師、歯科医師、看護師、リハビリスタッフらが参加しました
〇10回/年、このような季節を味わうお食事を提供しています
〇回復期リハ病棟(10F)や小児科病棟(9F)では、イベント(行事)に合わせたお料理も
子どもたちや入院患者さん、ご家族に大好評ー喜ばれているお姿は、スタッフみなのやりがいにつながっています
当院栄養科では病院給食1日約800食、全て手作りで安心・安全な給食を提供しています。
食養科では、入院患者さまのベッドサイドまで訪問し、患者さまの食事に対するご要望をお伺いしています。「ごはんをやわらかく」「パンがいい」など、可能なかぎり対応し、病院給食を少しでも食べやすく、全量摂取いただけるお手伝いをしています。
病院給食の提供にとどまらず、「医療スタッフ」の一員として患者さま・利用者さまの身近によりそい、多方面にわたりサポートできるとりくみを行っていきたいと考えています
また、地域開業医の先生方のもとに通院されている患者さまの栄養指導もお受けしています。
(下記の流れをご覧ください)
管理栄養士は、型にはまった一方的な指導ではなく、ご家庭の生活環境や食習慣に基づいて患者さまに「やる気」を出していただけるよう、心がけています。