耳原総合病院は1950年に堺市耳原町にできたのがはじまりです。戦後、貧しさゆえに病気の時も医師にかかることのできなかった時代、同地域の住民が「自分たちをみる医師が欲しい」と いう要求から運動がはじまり、耳原実費診療所を設立しました。
耳原総合病院(臨床研修基幹型病院)および大阪民主医療機関連合会(大阪民医連)の各院所は、医学生のみなさんを様々な形で応援しています。
経済的な面では、奨学金制度や医学生センターを設けており、定期的に学習できる企画などを実施して、医師を目指すみなさんをサポートしています。 また、勉強の面では、耳原総合病院が加盟する大阪民医連に所属する病院・診療所などの臨床現場をフィールドにして、病院見学の受け入れをおこなっています。
耳原では臨床研修基幹型病院として、研修医の教育に加えて 医学生の病院見学を積極的に受け入れています。高学年に限らず…。
総合内科を含む内科系病棟はもちろん、外科や小児科などの病棟も見学できます。また、ローテート中の研修医につく事もできますので、医師の病棟での仕事 内容を知ることができます。
ER(救急)や一般内科に限らず、整形外科、小児科、内視鏡などの外来も見学することが可能です。医師の仕事姿に加えて、地域の患者さんの訴えからも学 ぶことができます。
外科、整形外科、産婦人科などのオペを見学することが可能です。研修医が各科をローテートし、オペに立ち会っている場合もあるので、どのように指導され ているかも見学してください。
耳原の病院実習は医学生の方のご要望をもとに、当日の実習プログラムを作成しています。実習申し込みの際は担当者まで、貴方の「◯◯がしたい」「◯◯を意識してみたい」等のご 要望をお寄せください。担当者が日程も含めて調整し、後日実習プログラムを送付します。
参加申し込み・問い合わせ |
耳原総合病院・医学生担当 まで TEL:072-241-0501(代表) E-Mail:igakusei-1@mimihara.or.jp 申し込み登録フォームはコチラ |
耳原総合病院の見学をした医学生の方の感想をまとめたものです。
病院見学の感想文(2023年4月~2024年3月)
耳原の研修では、研修医が自分で検査・治療方針を指導医にコンサルトして最終決定する「主治医制度」を採用しています。
見て学ぶのではなく、実際に方針決定を担う中で、主体性、やりがいが生まれ、自然と医師としての自覚や診断技術が身に付きます。
耳原では、初期研修期間は医師としての基礎をつくる期間と考えています。そのため、オリエンテーション後の1年目は総合診療内科から一斉にスタートします。
そこで考え方や病棟での仕事の仕方、他職種との関わり方、電子カルテの操作の方法などの働き方の基礎的な部分を身につけてからそれぞれのローテートを開始します。最初に一緒に研 修を行う事で、基本を身につけるだけでなく、研修医集団としての横のつながりもできます。
耳原には年間救急搬送だけで約6200台など、数多くの患者さんが来院されます。そのため、簡単なものから珍しいものまで、本当に様々な疾患を経験することになります。 研修中は各科の医師について研修しますが、受け持つ担当患者さんの病態にあわせて、研修科以外の医師にコンサルトすることも可能です。耳原ではひとつの医局に内科や外科を含め、全 科医師がいるので、時間をみつけては、他科の上級医にコンサルトし、指摘やレクチャーなどを受けています。 また横断的なカンファレンスも強みの一つです。
「断らない医療」を目指す耳原では、様々な課題を抱えた患者様も多く来院されます。そうした患者さんに対し、我々は単に病気を治す事を目指すのではなく、その後の生活までも しっかり見据えなくてはなりません。研修中は患者さんやご家族の気持ちに寄り添いながら、MSW や他職種と蜜に連携しながら患者さんに向き合い、訴えから、その背景にある問 題を学んでください。
研修医2年目、1年目と対話していただけます。
医学生の参加は個別、少人数としますので、個々の質問にも丁寧にお答えできます。
参加希望日の1週間前までにお申込みください。
日時:平日(月)~(金)の17時~18時半の間で30分程度
対象:医学生5.6年生、既卒生
①下記申込みフォームから登録をお願いします。
https://www.oskmin-igakusei.com/inquiry-web-training-mimihara
②希望日の中から調整し担当事務からご連絡致します。
③テレビ会議アプリZOOMを使用しますのでアプリの取得をお願い致します。
④研修プログラムの資料をメールにて送付しますので事前に確認していただき質問事項をあらかじめメールにて送っていただきます。
医学生のみなさん